ラファエッロの生地ウルビーノ
5/27はマルケ州唯一の世界遺産の街ウルビーノの観光から始まりました。15世紀イタリアルネサンス文化の中心地として繁栄した頃の街並みをそのままに残す自然豊かな静かな街。
冷たい雨が降ったり止んだりを繰り返す中、みんなでてくてく歩き始めます🚶♀️この街の人口は1万5千人で、そのうち600人が山の上の城壁の中に住んでいるそうです。多くの家は学生さんに貸し出され、ほとんどの方が壁の外に暮らすとのこと。
昨日上がって来たエレベーターの降り口前にそびえ立つドゥカーレ宮殿。
ウルビーノの地図。
サンタ・キアラ教会。奥は美術学校のようです。
山の遥か向こうに見えるのはお城ではなく、フェデリコ公爵のお墓😱
宮殿の向かいにある1300年代建造のサン・ドメニコ教会⛪️
宮殿の壁にある無数の穴は、なんと建設時の足場を組んだ跡だそうです。なぜ埋めないんでしょうね??
このオベリスクは2500年前にエジプトで作られたもので、1700年代にここウルビーノに運ばれてきました。
宮殿の中庭の素敵なバラ🌹
今回の旅行では各地で本当に沢山のバラを見かけました。こんなにイタリアの方がバラ好きだったなんてちょっと驚きでした。
フェデリコ公爵が自分の寝室まで馬で乗り付ける為に幅を広く取っている階段(笑)
フェデリコ公爵
先ほどのサン・ドメニコ教会の正面頭上にあるレリーフの本物で、1400年代に初めて白い釉薬をかけた陶器も飾られていました。
宮殿内のあらゆる所にフェデリコ公爵のシンボル鷲の紋章があり、まるでフェデリコ印のよう😅
大理石に彫刻した柱や、
馬で乗り付けた公爵の寝室も。
あるお部屋の天井。左上には公爵の鷲のシンボル。右の方に見える細く尖った三本の印は政治、信仰、権力の継承を表します。
この方がフェデリコ公爵ですが、戦で片目を失った上、視界を広げるために鼻を削ったので常に片側からの横顔の肖像しか描かせなかったそうです。
フェデリコ公の書斎は四方が見事な寄木細工のだまし絵に囲まれていて、頭上も見事な肖像で埋め尽くされていました。
宮殿内の一番広い500平米のお部屋は、劇やパーティーをするために造られました。
冬の寒さが厳しく、各部屋には大きな暖炉が。
絵画の修復中。
ラファエロの黙った女。
最後は台所へ。
上手く写真に納まっていませんけれど、この貯蔵庫の上方に開いている丸い穴から雪が降り積もるように作られていて、なんと生牡蠣を天然冷蔵庫で保存して楽しんでいたという驚きの話‼️
お手洗いや
お風呂などを見学して外へ。
続いて小さな工房が軒を連ねる通りでお店を見学させていただきました。
彫刻家のアトリエには可愛い息子さん💕
このアルゼンチン人の彫金師さんは、後日あっと驚く技をいくつも披露して下さることになろうとはこの時知る由もなし😆
そして、今回の合唱団演奏旅行のイタリア側の窓口となってあらゆるお世話をして下さったのりこさんの旦那様マルチェッロさんのアトリエを覗いて
広場のレストランでランチタイム🍽
こちらはウルビーノ特有の星形のランプ🌟
午後からの記憶は次回に…